即位の礼、19年秋を検討 政府、天皇退位日を8日閣議決定 

 政府は8日午前の閣議で、天皇陛下の退位日を2019年4月30日と定める政令を決定する。皇太子さまは翌5月1日に新天皇として即位。「平成」に代わる新たな元号が施行される。皇太子さまの「即位の礼」については、19年秋に行う方向で検討する。円滑な皇位継承の実現に向けて菅義偉官房長官をトップとする準備組織を設置し、天皇陛下の退位の儀式を含め、準備を加速させる考えだ。

 天皇の退位は1817年の光格天皇以来、約200年ぶりで、現行憲法では初めて。政府は新元号について、国民生活への影響を最小限に抑えるため、来年半ばに公表する方針だ。


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