政府、国家安保戦略の改定検討 北朝鮮脅威に対応強化 

 政府は、外交と安全保障政策の包括的指針である「国家安全保障戦略」を来年に改定する検討に入った。2013年12月に約10年間の安保環境を見据えて決定したが、急拡大した北朝鮮の脅威に対応するため、速やかな見直しが必要と判断。来年後半に控える防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」見直しや、19年度以降の次期中期防衛力整備計画(中期防)策定にも新戦略の内容を反映させる考えだ。政府筋が6日、明らかにした。

 見直し作業は、国家安全保障会議(NSC)や外務、防衛両省が主導する。安保環境の急激な変化を踏まえ、自衛隊と米軍の一層の連携強化を盛り込む。


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