医師技術料アップ前回並み 政府、診療報酬改定 

 政府は5日、医療機関に支払う診療報酬について、来年4月の改定で医師や薬剤師の技術料に当たる「本体部分」を、前回2016年度改定並みの0・4~0・5%程度引き上げる方向で検討に入った。医薬品や医療材料の公定価格に当たる「薬価部分」の引き下げで、社会保障費の自然増を1300億円圧縮する目標の達成にめどが立ち、財源を確保できるためだ。

 診療報酬の改定は、年末に向けた予算編成の焦点。政府はすでに、本体と薬価を合わせた診療報酬全体はマイナスとする方針を固めている。本体の引き上げは6回連続となる。


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