ストーブ列車が運行開始、青森 津軽平野に冬到来 

運行を開始した津軽鉄道の「ストーブ列車」で石炭をくべる車掌=1日午前、青森県五所川原市

 青森県・津軽平野の冬の風物詩、津軽鉄道の「ストーブ列車」が1日、運行を始めた。車掌が客車のだるまストーブに石炭をくべると、車内は暖かい空気に包まれた。

 一番列車は津軽五所川原駅(五所川原市)を、津軽三味線の演奏に見送られて出発。車窓に雪景色が流れる中、乗客はストーブの上で焼いたするめやお酒を手に、思い思いの時間を楽しんだ。

 旧国鉄から譲り受けた客車2両に、だるまストーブを2台ずつ設置。木製の窓枠や座席も残り、レトロな雰囲気に満ちている。

 来年3月31日まで1日2、3往復を運行。津軽五所川原―津軽中里(中泊町)の20・7キロを片道約50分間で走る。


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