「ななつ星」予約、11倍に低下 来年3~9月の運行分 

 JR九州は27日、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の来年3~9月運行分の予約倍率が平均で約11・3倍だったと発表した。今年10月~来年2月運行分の約15・9倍から大幅に低下し、青柳俊彦社長は福岡市での記者会見で「競合他社が(豪華列車の)運行を始めたことも影響している」と述べ、危機感を示した。

 予約は10月31日まで受け付け、期間中に用意される3泊4日や1泊2日コースなどの計266部屋に3017件の申し込みがあったという。

 ななつ星は今年、九州北部の豪雨や台風18号の被害で運行ルートが制約されており、一部の乗車希望者が敬遠した可能性もある。


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