金田一耕助ファンが仮装で集合 岡山・倉敷でゆかりの地巡る 

岡山県倉敷市で開かれたイベント「1000人の金田一耕助」で、登場人物の仮装をした参加者=25日午後

 推理作家横溝正史が戦時中に疎開し、名探偵・金田一耕助シリーズを執筆した岡山県倉敷市で25日、登場人物の仮装をしてゆかりの地を巡るイベント「1000人の金田一耕助」が開かれた。

 倉敷市によると、横溝は同市真備町に疎開し、周辺は同シリーズの舞台になった。羽織はかま姿の金田一や、「犬神家の一族」の白いマスクをかぶった犬神佐清などに扮したファン約110人が参加。金田一が初登場したとされる同県のJR清音駅から出発し、疎開先や、物語のモデルとなった地を巡り記念撮影などを楽しんだ。

 東京都から参加した高田佐知子さんは「衣装を手作りするのが毎年の楽しみ」と笑顔で話した。


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