最優秀に神戸の中3 中学生人権作文コンテスト 

 法務省は24日付で、第37回全国中学生人権作文コンテストの入賞作品を発表した。最優秀の内閣総理大臣賞には神戸市立垂水東中3年、大原佳乃さんの「みんなと一緒に高校生になる」が選ばれた。

 難病と闘い、電動車いすで生活する大原さん。自らの努力と周囲の支えで充実した中学生活を送り、絶対に高校に進学したいと願うものの、受け入れ態勢が整っておらず、選択できる学校が限られる現実を突き付けられる。「意欲があれば、安心して進学できる支援を受けられる社会になってほしい」と訴えた。

 7358校から96万390人が応募。内容別では、いじめが28・5%で最も多かった。


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