転覆事故、比船が右舷後方に衝突 救助の船長ら証言 

取材に応じた第1漁徳丸の船長、玉城正彦さん(右)と機関長、嶺井秀和さん=24日、フィリピン・ダバオ(共同)

 【ダバオ共同】パラオ諸島沖で那覇地区漁業協同組合所属のマグロはえ縄漁船「第1漁徳丸」が転覆した事故で、救助された船長、玉城正彦さん(62)と機関長、嶺井秀和さん(49)が24日、フィリピン南部ダバオで共同通信の取材に応じ、フィリピン籍の船が「(漁徳丸の)右舷後方に衝突してきた」と証言した。

 衝突当時は曇天で視界が悪く、船の接近には気づかなかったという。第11管区海上保安本部(那覇)が事故の経緯や原因を調べている。

 救助されたのは玉城さんと嶺井さんのほか、インドネシア人乗組員5人の計7人。玉城さんは「全員無事で良かった」と話した。


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