シンドラー訴訟、和解成立 06年のエレベーター事故、東京 

 東京都港区のマンションで2006年、住人の男子高校生=当時(16)=がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれて死亡した事故で、遺族が同社などに損害賠償を求めた訴訟は24日、東京地裁(岡崎克彦裁判長)で和解が成立した。

 遺族は08年、安全確保を怠ったとして、シンドラー社や建物を所有する港区などに2億5千万円の賠償を求め提訴。東京地裁が今年9月に和解を勧告していた。

 和解は、同社や港区などが事故に「遺憾の意」を示し、和解金を支払う内容。

 消費者安全調査委員会は昨年8月、ブレーキ部品の摩耗などが事故原因とする報告書を公表した。


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