北朝鮮、国連との対話要求 「制裁不当」訴える狙いか 

9月、米ニューヨークの国連本部で握手する北朝鮮の李容浩外相(左)とグテレス事務総長(国連提供、共同)

 【ニューヨーク共同】北朝鮮の李容浩外相が9月にニューヨークの国連本部でグテレス事務総長と会談した際、国連事務局との対話ルートの開設を要求していたことが24日、分かった。北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議の不当性を訴える狙いとみられる。トランプ米政権が反対の立場を国連に伝達したため、国連は応じていない。複数の国連外交筋が明らかにした。

 核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、日米を中心とする国際社会は制裁決議によって包囲網を構築しており、北朝鮮が孤立の打開を図ろうとした可能性が高い。


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