2017年11月24日 02:00 | 無料公開
政府は朝鮮半島有事に備え、韓国内にいる邦人の退避計画を策定する方針を決めた。外務省のマニュアルや自衛隊の行動計画はあるが、北朝鮮と米国の対立が激化し軍事衝突も懸念されるため、政府全体で共有できる具体的な計画を初めて作ることにした。民間機使用をメインに長崎県・対馬に海上輸送する案を盛り込み、省庁の役割分担も明確にする。政府関係者が23日、明らかにした。国家安全保障会議(NSC)の議論を経て最終決定する。 問題の解決には対話努力が前提となるが、北朝鮮は弾道ミサイル発射を繰り返している。政府は4月、国内着弾を想定した全省庁が参加するシミュレーション訓練を実施。