記者の両親「明らかに人災」 過労死、NHKを批判 

過労死した佐戸未和さんの遺影の前で、取材に応じる父守さん(右)と母恵美子さん=13日、東京都杉並区

 2013年7月に過労死したNHK記者の佐戸未和さん=当時(31)=の両親が23日までに共同通信の取材に応じ「NHK側が未和のことを忘れずに再発防止の対策をどう進めているのか、きちんと私たちに教えてほしいし、見続けていく」と強調。過労死は「明らかに人災だ」とし、改めてNHKの労務管理を批判した。

 母恵美子さん(68)は「全国過労死を考える家族の会」に参加し、8日に東京都内であった厚生労働省主催の過労死防止の啓発シンポジウムでも遺族の思いを伝えた。「未和の死の原因はどこにあるのか。同じ過ちを二度と繰り返させたくない」と訴えを続けていくという。


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