EU、カルテルで44億円制裁金 豊田合成など5社に 

 【ロンドン共同】欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は22日、自動車のシートベルトなどのカルテルに関与したとして、タカタや豊田合成など日系企業4社を含む計5社に対し、計3400万ユーロ(約44億円)の制裁金の支払いを命じたと発表した。

 ほかの企業は東海理化と丸高(名古屋市)、スウェーデンのオートリブ。欧州委はエアバッグやハンドルも含め2004~10年に4件のカルテルを認定した。販売先はトヨタ自動車、ホンダ、スズキだった。

 5社はカルテルを認めている。タカタと東海理化は欧州委の調査への協力により、一部の制裁金が免除された。


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