囲碁の杉内雅男九段が死去 97歳、現役最高齢棋士 

死去した杉内雅男九段(日本棋院提供)

 囲碁の棋士生活は80年を超え、現役最高齢として活躍した杉内雅男(すぎうち・まさお)九段が21日午前9時38分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。97歳。宮崎県出身。葬儀・告別式は29日午前9時50分から東京都品川区西五反田5の32の20、桐ケ谷斎場で。喪主は妻寿子(かずこ)さん。

 1937年プロ入り。54年と58年、タイトル戦の本因坊戦で挑戦者となった。59年九段。早碁名人戦など棋戦優勝は2回。囲碁に対する誠実な姿勢から「囲碁の神様」と称された。妻の寿子さんも現役最高齢女流棋士の八段。最高齢の「夫婦棋士」として知られた。

 92年に勲四等旭日小綬章。


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