戦争犯罪で米兵らの捜査を請求 アフガン巡りICC検察官 

 【ブリュッセル共同】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)のベンスダ主任検察官は20日、アフガニスタンを攻撃した米軍や米中央情報局(CIA)要員が2000年代前半、現地などで拷問やレイプなどの戦争犯罪を行った疑いが強いとして、正式捜査をICC予審判事に請求した。

 ICC非加盟の米国は捜査に協力する義務はないが、アフガンは加盟しているため捜査は可能。AP通信によると、米国務省はこうした捜査は「全く不当」と反発する声明を発表した。

 捜査請求文書によると、米軍要員はアフガンで拘束した少なくとも54人に対し、拷問などの残酷な扱い、人権蹂躙などを行った疑い。


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