2017年11月21日 09:21 | 無料公開
無人探査機マーズ・リコネサンス・オービターが撮影した火星のしま模様の写真(NASA提供・共同)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は20日、過去に火星表面で発見され、水の流れとみられた現象は、丘陵地を滑り降りる砂の流れだったと発表した。
火星表面には、暖かい時期にだけ現れ、寒くなると消える幅5メートルほどの細いしま模様があることが知られている。NASAは氷が解けて水が流れてできていると推定していた。
しかし、無人探査機マーズ・リコネサンス・オービターが上空から撮影した画像を詳細に分析すると、しま模様の表面は乾燥しており、模様の形も砂が急斜面を滑り落ちてできるものに近いことが分かった。
しまがなぜ暖かい季節にだけ現れるのかは不明。