介護報酬不正受給で処分へ、奈良 「寿寿」問題相次ぐ 

 介護施設でフィリピン人職員に過酷な労働を強いたとして問題になった介護会社「寿寿」(大阪府東大阪市)が運営する奈良市の訪問介護事業所で介護報酬の不正受給などがあったとして、市が近く事業所の指定を取り消す方針を固めたことが20日、市への取材で分かった。返還請求と刑事告訴も検討している。

 寿寿を巡っては、フィリピン人元職員10人が大阪地裁に起こした未払い賃金請求訴訟で原告に陳謝して計約1千万円の解決金を支払う内容で和解し、別の系列事業所(廃止)での不正受給など問題が相次いでいる。


  • LINEで送る