河野外相、ロヒンギャ難民視察 バングラに21億円支援伝達 

難民キャンプ内の学校を視察する河野外相(中央)=19日、バングラデシュ南東部コックスバザール(共同)

 【コックスバザール共同】河野太郎外相は19日午後(日本時間同)、バングラデシュ南東部コックスバザールを訪れ、隣国ミャンマーから大量に流入しているイスラム教徒少数民族ロヒンギャの難民キャンプを視察した。現地のニーズを日本の支援策に反映させ、問題の早期収拾に向けて協力姿勢を示す狙い。これに先立ち、首都ダッカでアリ外相と会談し、食料など総額1860万ドル(約21億円)の緊急支援を決めたと伝達した。

 主要国の閣僚による視察は異例で、河野氏のほかドイツ、スウェーデンの外相らも同行した。河野氏は「彼らが元の生活に戻れるよう支援をするのが大事だ」と取材に答えた。


  • LINEで送る