「ポケットヘラクレス」死去 重量挙げのスレイマノグル氏 

1996年アトランタ五輪で147・5キロのバーベルを挙げるネイム・スレイマノグル選手(AP=共同)

 【イスタンブール共同】重量挙げ男子で1988年ソウル五輪から3大会連続で金メダルを獲得したネイム・スレイマノグル氏(トルコ)がイスタンブールの病院で死去した。50歳だった。18日、ロイター通信が伝えた。死因は不明。報道によると最近、肝臓移植手術を受けていた。

 スレイマノグル氏は身長150センチほどの小柄な体格で、体重の3倍ものバーベルを持ち上げる姿から「ポケットヘラクレス」と呼ばれ、人気を博した。ブルガリア出身で、共産主義政権時代にトルコ系住民が民族弾圧を受けたことから、86年にトルコに亡命した。


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