中東外交で「河野カラー」 12月中に、2回訪問へ調整 

 河野太郎外相は来月中に、2回にわたって中東を訪れる方向で調整に入った。国際会議への出席を含めて計5カ国・地域を回る意向だ。政府関係者が18日明らかにした。中東の石油資源の確保に加え、地域の政策課題に積極的に関与。中東に持つ独自の人脈を生かして「河野カラー」をアピールする狙い。

 日本の外相が1カ月の間に中東地域を2回も訪れるのは異例。河野氏は、サウジアラビアのムハンマド皇太子とは旧知の間柄で、母校の米ジョージタウン大出身者には、ヨルダンのアブドラ国王がいる。来月の歴訪で、人脈づくりにつなげる意図もある。


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