接客業務74%が客から迷惑行為 労組が調査 

 流通やサービスなどの産業別労働組合「UAゼンセン」は16日、スーパーマーケットや百貨店などで接客業務に従事している組合員を対象に、悪質なクレームやセクハラなど客からの迷惑行為の実態を調べた結果、74%が被害に遭ったことがあると回答したと明らかにした。調査には約5万人が回答、うち359人は迷惑行為で精神疾患にかかったという。

 客からの迷惑行為についての大規模調査は初めてで、UAゼンセンは同日、「働く魅力を阻害し、働き手不足をもたらす」として、厚生労働省に対策を要請した。

 調査によると、最も多かったのは暴言で28%。セクハラは6%、土下座の強要も2%あった。


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