パリ協定ルールで対立深刻 温暖化会議、閣僚会合開幕 

 【ボン共同】ドイツ・ボンの気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)は15日、パリ協定の実施ルール作りや途上国支援を巡り先進国と途上国の深刻な対立を解消できないまま、事務レベルの協議をほぼ終えた。午後には各国の首脳や環境相らが出席して閣僚級会合が開幕。温室効果ガスの削減や途上国への資金援助など積み残された主要論点で進展を目指す。

 議長を務めるフィジーのバイニマラマ首相は「今回はパリ協定を実施に移す重要な会合だ。次世代への責任を果たそう」と述べ地球温暖化対策を大幅に強化する必要性を訴えた。


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