沖縄知事、辺野古の海上搬入批判 防衛局に中止要請 

 沖縄県の翁長雄志知事は15日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設工事で、政府が14日に護岸造成に使う石材の海上搬入を始めたことを「拙速で極めて残念だ」と批判し、防衛省沖縄防衛局に中止を求めたと明らかにした。県庁で記者団に述べた。

 大量輸送が可能な海上搬入は工事加速が目的とされるが、翁長氏は9月に、法律上、不許可にできないとして石材を積み出す奥港(国頭村)の岸壁使用を政府側に許可。移設反対派からは批判の声が出ている。

 翁長氏は記者団に「法律とかけ離れた形で結論を出すことが造らせないことにつながるか、冷静に判断した」と説明した。


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