チベット政治犯の妻の記録 東京・中野で18日から上映 

 北京五輪などについてのチベット人の意見をビデオに収録した後、夫は国家政権転覆罪で中国当局に逮捕され、懲役6年の刑を言い渡された―。そんな夫の釈放を求めたチベット人女性を追ったドキュメンタリー映画「ラモツォの亡命ノート」が、東京・ポレポレ東中野で18日から上映される。12月1日まで。

 製作は小川真利枝監督。2009年にインド北部でその女性ラモツォさんと出会い、長い歳月をかけて、政治犯の妻と家族が生き抜く姿を描いた。

 夫と再会できないまま現在は米国で難民生活を送るラモツォさんが上映に合わせ来日。ラモツォさんや小川監督、作家の柳美里さんらによるトークイベントも開催する。

 一般1700円。問い合わせは同館、電話03(3371)0088。


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