訪日客、過去最多2800万人に 格安航空増便が寄与 

訪日外国人観光客らで混み合う京都駅前=9月

 観光庁は15日、1~10月に日本を訪れた外国人旅行者は、前年同期比18・3%増の推計2379万2千人と発表した。田村明比古長官は記者会見で、年間総数について「2800万人には達するだろう」との見通しを示した。過去最多だった昨年1年間の2404万人を今月4日時点で既に突破している。

 韓国や台湾などと日本の各都市を結ぶ格安航空会社(LCC)の増便や、中国やロシアの入国査証(ビザ)の発給要件緩和が押し上げた。

 国・地域別では、中国が12・9%増の622万4千人で最多。韓国が40・0%増、台湾が8・2%増で、ロシアは40・2%増と大きく伸びた。


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