核ごみ、欠員補充で現金約束か 意見交換会への学生参加問題 

 原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場に関する意見交換会に謝礼を持ち掛けて学生らを参加させていた問題で、発覚のきっかけとなったさいたま市の会場で開催直前、参加予定者にキャンセルが出ていたことが15日、関係者への取材で分かった。

 意見交換会は経済産業省と原子力発電環境整備機構(NUMO)が主催。広報業務を委託されたマーケティング企画会社「オーシャナイズ」(東京)が欠員を補充するため1人1万円の日当を約束し学生12人を動員したとみられる。

 意見交換会は経産省が7月、最終処分場の候補地となり得る地域を示した日本地図を公表してから全国で開催している。


  • LINEで送る