2017年11月14日 19:45 | 無料公開
記者会見する岡田誠茨城大教授=14日午後、文科省
地球史のうち77万~12万6千年前を「チバニアン(千葉時代)」とする申請が国際学会の1次審査を通ったのを受け、申請チームのまとめ役を務める岡田誠茨城大教授(古地磁気学)は14日、「選ばれてほっとした」と記者会見で語った。
岡田教授らは6月、千葉県市原市の77万年前の地層が時代区分の代表例にふさわしいと国際地質科学連合に申請。1次審査では15票中11票を得て規定の60%を上回り、競合するイタリアの候補地2カ所を退けた。
チバニアンが最有力となったものの、正式認定にはさらに3回の審査が必要。岡田教授は「気を引き締めていきたい。ベストを尽くす」と意気込んだ。