辺野古移設は「差別」と翁長知事 駐日米大使との会談で批判 

ハガティ駐日米大使(左)と会談する沖縄県の翁長雄志知事=13日午後、沖縄県庁

 沖縄県の翁長雄志知事は13日、県庁でハガティ駐日米大使と会談し、日米両政府が進める米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設について「(戦後)72年間も基地を置き、美しい海を埋めて新しい基地を造るのは、差別だ」と厳しく批判した。

 ハガティ氏の8月の着任後、初めての会談で、通訳を介して約40分行われた。ハガティ氏は、辺野古移設反対の翁長氏の懸念に一定の理解を示したが、北朝鮮の脅威に言及した上で「米軍基地の受け入れは日本だけでなく、地域全体への支援になる」と指摘した。


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