大家夫婦殺傷認める、初公判 25歳女、東京地裁 

 東京都練馬区のアパートで昨年10月、大家の夫婦を包丁で刺すなどして死傷させたとして殺人と傷害の罪に問われた無職加藤未香被告(25)は13日、東京地裁(園原敏彦裁判長)の裁判員裁判初公判で起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「家賃を支払えず追い詰められ、大家を殺して自殺しようと考えた。計画的で残忍な犯行だ」と指摘した。

 起訴状によると、昨年10月7日午後2時ごろ、住んでいたアパートの2階で大家の本間昭蔵さん=当時(69)=の腹部を包丁で刺すなどして死亡させたほか、本間さんの妻をスパナで殴り重傷を負わせたとしている。


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