アレフ施設を家宅捜索、北海道警 違法な勧誘疑い 

家宅捜索を受けているアレフ施設の前を警備する警察官=13日午前、札幌市白石区

 オウム真理教から改称した「アレフ」が、別の仏教関係の勉強会を名乗って女性を勧誘した際、必要な書面を交わさなかったとして、北海道警は13日、特定商取引法違反の疑いで札幌市白石区、豊平区と福岡市博多区の施設など計5カ所を家宅捜索した。

 道警によると、昨年の段階で全国のアレフ信者は約1500人。道内は最多の約300人で、札幌市白石区の施設が国内最大規模の拠点とみられる。

 捜査関係者によると、捜索容疑は2月、札幌市で男性信者が勉強会と名乗って20代女性を勧誘した際、必要な書面を交わさずに入会金などを受け取った疑い。その後、不審に思った女性が道警に相談した。


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