作家の林えいだいさんにお別れ 鎌田慧さんら150人が参列 

林えいだいさんのお別れの会で上映された生前の活動をまとめた動画=12日午後、福岡市

 第2次世界大戦中の朝鮮人強制連行や福岡県・筑豊地方の炭鉱などをテーマに多数のノンフィクション作品を記し、今年9月に83歳で死去した作家の林えいだい(本名林栄代=はやし・しげのり)さんのお別れの会が12日、福岡市の西南学院大で行われた。遺族や友人ら約150人が参列し、別れを惜しんだ。

 ルポライターの鎌田慧さんは「熱血漢で血の気の多い九州男児だった。『よく見つけたな』と思うような資料を見つけていた」と業績をたたえた。

 会場には林さんの書籍や遺稿などが展示され、生前の活動をまとめた動画が上映された。

 林さんは埋もれた歴史を掘り起こす作家として知られた。


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