ドイツで皇后さま歌集出版へ 日本語の書に翻訳添える 

 【ベルリン共同】皇后さまの和歌50首をドイツ語に翻訳した歌集「その一粒に重みのありて」が17日、ドイツで出版される。同国の出版社ヘルダーがウェブサイトで明らかにした。書家の石飛博光さんが手掛けた日本語の書に、ボン大学名誉教授の日本学者ペーター・パンツァーさんのドイツ語訳が添えられている。

 ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ電子版は10日、皇后さまの和歌が「初めてドイツ語になった」と紹介。和歌の翻訳は難易度が高いため、パンツァー氏のドイツ語訳を日本のドイツ文学者が和訳し、皇后さまの原文と比較するという徹底した編集作業が実を結んだとしている。


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