ラニーニャ発生確率上昇と気象庁 異常気象の原因 

 気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表した。南米ペルー沖の海面水温が基準値より低くなっており、冬の終わりまでに異常気象の原因となるラニーニャ現象が発生する確率が60%程度あるとしている。前回の速報では50%程度で、確率が高くなった。

 気象庁によると、ペルー沖の監視水域の10月の平均海面水温は基準値より0・6度低い24・4度だった。3カ月連続で基準値を下回っており、今後も低い状態が続けばラニーニャになる。

 昨年の夏から年末にかけても、一時的に海面水温が低い時期があったが、継続期間が短く、気象庁はラニーニャとは認定しなかった。


  • LINEで送る