NY株、一時150ドル超安 米税制改革の実現に懸念 

 【ニューヨーク共同】9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅反落し、前日終値からの下げ幅が一時、150ドルを超えた。午前10時現在は前日比112・72ドル安の2万3450・64ドル、ハイテク株主体のナスダック総合指数は67・57ポイント安の6721・55。

 法人税率引き下げを柱とする米税制改革法案の実現に懐疑的な見方が広がり、投資家がリスクを避ける姿勢を強めた。ダウ平均が前日まで5営業日連続で終値の過去最高値を更新したこともあり、ハイテク株などに当面の利益を確定させるための売り注文も出た。


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