保湿薬の保険適用継続を がん患者団体が要望書 

 美容目的による保湿用塗り薬の医療機関での処方が急増し、厚生労働省が1回の処方量や単独処方の制限を検討している問題で、患者団体「卵巣がん体験者の会スマイリー」(東京)が6日、保険適用の継続など、治療への配慮を求める要望書を同省に提出した。

 要望書によると、抗がん剤や放射線の治療で皮膚の乾燥やかゆみが起きるため「ヒルドイド」をはじめとする保湿塗り薬がなければ患者の生活の質は低下し、治療意欲も妨げられるとしている。在宅診療の場合、保湿薬のみの処方もあるという。


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