ベネズエラ企業とも取引 ロス米商務長官関連の海運会社 

ベネズエラ国営石油企業PDVSAの本社ビル=2013年9月、首都カラカス(ゲッティ=共同)

 ロス米商務長官と関係が深い海運会社ナビゲーター・ホールディングスが、米国による経済制裁対象であるベネズエラの国営石油企業PDVSAと取引をしていることが6日、分かった。ナビ社は既に、プーチン・ロシア大統領の娘婿らが役員を務める石油化学大手とも取引をしていることが判明している。

 制裁はPDVSAとの社債取引禁止などで、こうした事業は、形の上では制裁違反でないものの、制裁対象の企業から米閣僚の側が利益を得る構図となる。制裁目的に反するとの批判は必至だ。ロス氏は厳しい立場に追い込まれそうだ。


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