朝鮮通信使の行列華やかに、岡山 「世界の記憶」登録祝福も 

「朝鮮通信使」の行列を再現するイベントで、太鼓を打ち鳴らし練り歩く参加者=5日、岡山県瀬戸内市

 江戸時代に日朝交流を担った朝鮮王朝の外交使節団「朝鮮通信使」の行列を再現する恒例イベントが5日、岡山県瀬戸内市で行われた。外交資料「朝鮮通信使に関する記録」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された時期と重なり、登録を祝うプラカードを掲げて行進する姿も見られた。

 行列には、瀬戸内市と友好交流協定を結ぶ韓国・密陽市の中学生ら約180人が参加。青や黄色の華やかな王朝衣装などを身にまとい、朝鮮舞踊を演じたり、太鼓を打ち鳴らしたりしながら約2キロを練り歩き、沿道の市民や観光客から声援を受けていた。


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