クリントン候補変更を一時検討 当時の民主党首脳 

 【ワシントン共同】昨年の米大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントン氏について、健康不安や陣営の活気不足などから、党首脳部が候補変更を一時検討したことが分かった。ワシントン・ポスト紙電子版が4日、近く発売される当時の民主党全国委員会(DNC)委員長の回想録の内容として報じた。

 回想録を書いたのはダナ・ブラジル氏。昨年7月に党候補に正式指名されたクリントン氏は、9月に肺炎と診断され、11日の米中枢同時テロ犠牲者追悼式では体調を崩して途中退席。よろめくシーンを捉えた動画が報じられ、健康不安説が一気に高まった。


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