温室ガス減少、既に49カ国 世界全体、2030年前後か 

 温室効果ガスの排出量が2010年までに減少に転じた国は49カ国で、30年までに日本、中国などを含め57カ国となるとの調査結果を米国の環境シンクタンク、世界資源研究所(WRI)が3日までにまとめた。30年前後に世界全体の排出量が減少に向かうとみられるが、パリ協定が目指す地球温暖化の深刻な被害回避には遅すぎると分析している。

 WRIは「減少に向かう時期をできるだけ早くし、その後も大幅に減らす必要がある」と指摘。ドイツで6日に始まる気候変動枠組み条約締約国会議でも、対策強化を求める声が強まりそうだ。


  • LINEで送る