東海第2原発、運転延長申請へ 日本原電、沸騰水型で初 

茨城県東海村・東海第2原発

 日本原子力発電が、来年11月で運転開始から40年となる東海第2原発(茨城県)に関し、運転期間の延長を原子力規制委員会に申請する方針を固めたことが1日、分かった。他の保有原発の再稼働は見通せず、経営上、延長が不可欠となっていた。東京電力福島第1原発と同じ「沸騰水型」原子炉での延長申請は初めてとなる。

 原発の運転は原則40年だが、規制委が認めれば1回に限り最長20年延長できる。原電は東海第2で、運転延長の申請に必要な特別点検を既に終えている。申請の期限は11月28日で、点検結果を精査した上で正式に決める方針だ。


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