首相、党四役の留任伝達 改憲本部長に細田氏起用  

 安倍晋三首相(自民党総裁)は31日の党役員会で、11月1日の第4次安倍内閣発足に伴って党四役全員を留任させると正式に伝えた。閣僚全員も再任する意向だ。引退した党憲法改正推進本部の保岡興治本部長の後任に、細田博之前総務会長を起用する方針も固めた。

 役員会で首相は「国民の負託に応え、選挙での約束に一つ一つ丁寧に結果を出すことが大切だ」と結束を呼び掛けた。四役以外の党役員も、議員引退、衆院選落選者を除いて留任させる。引退した高村正彦副総裁の留任も明言した。

 細田氏は、党内最大派閥で首相出身の細田派会長を務めており、憲法改正に向けた党内調整力が必要だと判断した。


  • LINEで送る