低年金者支援給付、2カ月前倒し 負担軽減で19年10月から 

 政府、与党は、低年金で暮らす人に最大月額5千円(年6万円)を配る「年金生活者支援給付金」に関し、2019年10月から支給する方向で検討に入った。当初予定の同年12月から2カ月前倒しし、消費税増税の時期に合わせることで負担軽減を図る。障害年金受給者は月額5千円を上回る場合がある。関係者が30日、明らかにした。

 19年夏の参院選を見据え、消費税増税への反発を和らげる狙いもある。前倒しには900億円以上の財源が必要になるため、政府、与党内で調整を急ぐ。年金の積立金をつなぎ的に活用する案も浮上している。

 給付金は消費税10%への増税と引き換えに導入される制度。


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