訪問介護、短期研修ヘルパー新設 生活援助、報酬下げ公算 

 厚生労働省は30日、来年4月の介護報酬改定で、訪問介護サービスのうち掃除や洗濯など生活援助を担うヘルパーの基準を緩め、受講期間の短い研修を新設する方針を固めた。担い手の裾野を広げる狙いだが、介護に必要な専門性が下がる分、現行より報酬は引き下げられる公算が大きい。

 11月1日に開く社会保障審議会の分科会で提案する。ただ、ヘルパーの基準緩和は介護の質の低下を招きかねないという反発が利用者、事業者双方から出ており、調整は難航する可能性もある。


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