2017年10月30日 17:56 | 無料公開
横浜市立大付属市民総合医療センターは30日、神奈川県横須賀市の70代の男性患者がコンピューター断層撮影装置(CT)検査で「膵臓がんの疑い」と診断されながら、院内で情報が共有されなかったため約5カ月間、適切な治療を受けられずに死亡したと発表した。 病院によると、男性は今年1月、大腸付近の動脈瘤の治療のためCT検査を受けた。放射線科の医師が画像から「膵臓がんの疑い」と診断していたが、2月の外来診察で別の医師が画像診断書を確認しなかった。 6月に男性が別の病院で定期検診を受けた際に腹痛を訴えて「膵臓がんの疑い」と診断され、発覚した。