対北朝鮮「全ての選択肢」支持へ 首相、トランプ氏来日で 

 安倍晋三首相は、11月5日のトランプ米大統領来日に関する対応方針を固めた。翌6日の首脳会談で、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向け「全ての選択肢が俎上にある」として、軍事的選択肢も排除しないとするトランプ氏への支持を直接表明する。沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海や、南シナ海で海洋活動を活発化させる中国への懸念を再確認する。共同声明の発表は見送る方向だ。複数の日本政府筋が29日、明らかにした。

 武力行使をちらつかせるトランプ氏の強硬姿勢への支持を日本での首脳会談で表明し、強固な日米同盟を誇示することで、北朝鮮への抑止力を高める狙いがある。


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