公立校、特別支援学校と交流2割 東京パラに向け、推進もまだ途上 

 2016年度に障害のある子どもが通う特別支援学校と交流した全国の公立小学校は16%、公立中学校は18%にとどまることが29日、文部科学省の調査で分かった。公立高校は26%。政府は20年東京パラリンピックに向けた行動計画で、障害者との交流や共同学習を各学校で推進するとの目標を掲げているが、学校での浸透が途上にあることが浮き彫りとなった。

 文科省は、各地の教育委員会が中心となって学校に助言したり、情報提供したりして交流を支援する仕組みづくりを検討しているほか、交流ポイントをまとめた08年のガイドラインの見直しを進めている。

 調査では全国約3万3千校が答えた。


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