野党、国会での質問削減案に反発 首相へ説明責任要求 

 野党各党は28日、国会での野党の質問時間を削減する自民党案を批判した。30日の衆院各派協議会で提示された場合、日本維新の会も含めて反対する構えだ。立憲民主党の福山哲郎幹事長は取材に「安倍晋三首相が国民への説明責任を果たすことになっていない」と強調した。

 自民党は衆院選前から与党と野党で質問時間を「2対8」に配分する慣例の見直しを主張。加計学園問題で首相も出席の7月の閉会中審査では「5対5」を要求し、与野党交渉で「3対7」で折り合った経緯がある。

 福山氏は、旧民主党政権時代に自民党の要求で与野党が「2対8」の配分となったと説明し、整合性が取れないと訴えた。


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