2017年10月27日 18:34 | 無料公開
ノーベル医学生理学賞の受賞を記念する石像と記念写真に納まる大隅良典さん=27日午後、愛知県岡崎市
ノーベル医学生理学賞を昨年受賞した大隅良典さんが名誉教授を務める基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)で27日、受賞を記念する石像が設置された。石像は研究の題材となった酵母がモチーフ。大隅さんは除幕式で「酵母とは50年、付き合ってきた。ちっぽけな細胞の仕組みを解き明かせばさまざまなことが分かる」とスピーチした。
大隅さんは1996~2009年に同研究所で勤務。栄養不足になった酵母が自身のタンパク質を分解し再利用するオートファジー(自食作用)の仕組みを解明した。
同研究所によると、石像は酵母細胞内でオートファジーが起きる様子を表現した。