少量血液でがん5種診断、千葉 元素濃度測定の新検査法 

 千葉県がんセンター(千葉市)は27日、数ccの血液から90%近い的中率で5種類のがんの有無を診断できる新しい検査法を開発したと発表した。金属などの微量元素の血中濃度を測定するのが特徴。国の承認を得て、2019年度の実用化を目指す。

 現在主流の「腫瘍マーカー」を使う血液検査と比べ的中率が高いといい、記者会見した同センターの三上春夫・がん予防センター部長は「人間ドックなどの際に採取した血液も使える。安価で初期のがんにも対応できる検査になる」と話す。

 県がんセンターによると、5種類は膵臓がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮体がん。


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