「簡易宿所」最多に、民泊影響か 全国3万施設 

 2016年度中に全国で営業した「簡易宿所」が前年度から2390施設増え、過去最多の2万9559施設だったことが26日、厚生労働省の集計で分かった。国は16年4月、簡易宿所の許可を取る形で、一般住宅に観光客らを有料で泊める「民泊」を解禁しており、同省は「施設数の増加につながったのではないか」としている。

 簡易宿所は、旅館業法でホテルや旅館に求められる客室数などの規制がない宿泊施設のことで、ペンションや山小屋、部屋を複数人で共用するユースホステルなどが該当する。

 都道府県別では長野が最も多い3514施設で、沖縄2898施設、京都1945施設と続いた。


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